career blog@末永転職相談所

転職・就職・キャリアについてのblog

転職活動をする前に必要な3つの心構え。

こんにちは。

 

今回は第二回として、実際に転職をする上で、事前に押さえておきたい心構えについて

下記にまとめました。

 

転職は人生において大きな影響を与える決断となります。

しっかりとした指針を持った上で、進めていきましょう。

 

・転職=年収アップではない。

電車の中吊り広告などで求人サイトや転職サービスの広告が溢れています。

そうした広告の表現としてもよく目にするものとして、

「年収400万円⇒年収600万円にアップ!」

と、転職すると年収がアップする!というものがあります。

 

確かに年収がアップする事例は存在しますが、

正直こうしたケースは全体の転職市場の中では稀です。

 

なぜならば、求人企業から見た時に、できる限り即戦力のスキルを保有する人材を求め採用しつつも、

その会社で本当に活躍してもらえるかどうかは、実際に働いていただかないと

最後までわからないからです。

 

そのため、オファー時の年収は低めに抑えて、入社後の活躍を見て、

半年、1年、2年後に、年収を引き上げるというケースが多く見られます。

 

また求人企業内の組織バランスとして、既存社員で既に実績やスキルを持っている事が

証明されているのに、後から入社した人がその既存社員より年収が高いというのは

論理的におかしく、組織内にハレーションを生んでしまうリスクがあるのです。

 

ですので「転職=年収アップ!」という事のみを期待して、

転職活動をしてもその通りにいかない事も多いので注意しましょう。

 

・現職の場合は、退職時期を想定してスタートする事が大切。

現職の方は、転職をするという事は、同時に今の会社を退職しなければならない事を

想定しておく事が大切です。

当たり前の事ですが、次の会社やステップの事に気をとられて、

そうした事を想定していない方も意外に多いものです。

 

通常、転職活動を進めて希望にあった企業から内定をもらった場合、

そのタイミングで意思確認を求められます。

そこで内定を承諾した場合は、同時に入社日を確定する必要があるため、

すぐに現職に退職交渉を進め、退職日、有給消化スケジュール、次の会社のえ入社日を

明確にする必要があるのです。

現職が繁忙期であったり、プロジェクト責任者としてアサインされたばかりのタイミングで、

内定を得てしまうと、現職の退職交渉が難航し、現職に対しても、次の会社に対しても

迷惑をかけてしまいます。

 

ですので、現職の状況を想定した上で、

転職活動を開始する時期、終了する時期をある程度、考えておく事が大切なのです。

 

・自分自身の希望・要望がなければ良い転職はできない。

「なんでも良いからとにかく現職をやめたい、なので次の会社は

なんでも良い。」では当たり前ですが転職はうまくいきません。

 

そうした受け身な考え方では、仮にどこからか内定を取得し転職が実現できたとしても、

また同じ事を繰り返してしまうものです。

 

ですので、転職活動を開始する際に、

「自分はなぜ転職をしたいのか?」

「本当に転職をしなければいけないのか?他に方法はないのか?」

「転職を通して何を得たいのか?」

をしっかり自省して、転職に求める事を自分自身で言語化しておく事が

重要です。

 

そうでなければ、いざ転職活動を開始して、内定をもらったとしても、

「なんか違うな~しっくりこないな~」等で転職自体を辞めてしまい、

それまでの時間と労力が無駄になってしまいます。

 

求人企業側に対しても選考に時間をかけてもらった中で、

社会人として無責任な行動となってしまう事もあると思います。

 

上記より、あらかじめ転職で果たしたい自分自身の目的をしっかり考えて

行動をしていく事が大切なのです。

 

 

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